昨日の続きです。
まず、住宅被害については、千数百棟とお伝えしましたが、
その後の報道で、おおよそ三千棟と、
倍以上の被害に増えています。
さて、定刻に出発、
定刻に高野山に着きました。
高野山には奥之院という霊廟があります。
即身成仏された弘法大師が、
座禅の姿で座っておられる、と。
即身成仏ゆえに、
今もなお生き続けておられる、と。
御救いを、
導きを、
教化をなされておられる、と。
そこで、
弘法大師にお仕えする僧侶がおられ、
維那(ゆいな)とお呼びされるのです。
毎日、温かいお食事を、
霊廟内に入り、
御大師様の前に進みて、
お供えをされるのです。
引き下げもされるのです。
この 維那 僧正様以外は、
だれも近づくことも、
見ることも、
出来ないのです。
秘密のベールに包まれた弘法大師に、
毎日対面されておられる。
許されているからです。
そして、
僧正様は、
見たこと、
様子を語ることは他言するは、
禁じられているのです。
しかし、
日々の修行や、
信念、心構えについては、
語ることは出来るのです。
ちょうど、
その法話を拝聴するというのが、
今回の団参だったのです。
私は責任者の立場だったので、
僧正様の真正面に座すこととなり、
半時間耳を傾けました。
不思議な体験を致しました。
僧正様の御気持が高まり、
御法話が盛り上がった時、
場の空気が突如変わったのですー
弘法大師様がお出ましになられたかのようでした。
こうやって、
震災の中、
衆生済度の祈りの根本霊山に参り、
その霊力の中心が奥之院、大師霊廟です。
その御大師様に仕え、
毎日対面されておられる僧正様との対面。
霊的空間の神秘と功徳ー
ああ、
これを御縁と言わずして、
何と言うのでしょうか!
思えば昨年、
今空海と尊称される大アジャリ様と御縁が結ばれ、
12月9日には、
高野山1200年の伝承根元神力の土砂ー
お分け下さるという、
大変な御徳を授かったのです。
御縁、お導きの有り難さに圧倒されました。
大感謝のみを捧げさせて頂くものです。
そしてやはり〝神足〟は満を持している。
使命に生きようと心致すものです。
今日も感謝から!
和顔愛語のあなたが、
一番いい。
左藤滋光 合掌
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